築39年、鉄骨造アパートの和室4.5畳押入付&和室6畳の物件、
12畳程度のお部屋を一人で住むのにいかにコンパクトにまとめられるかが、
ポイントでした。
前室スペースにラウンジと収納庫を設けました。
収納庫は1間と半間、一人には十分な収納量。
天井は鉄骨剥き出しのさび止めのみのガン吹き仕上げ、
壁は量産クロスとアクセントクロスを使用してメリハリをつけました。
床材はサンゲツより出ているタイムレスオークのフロアタイル。
ヴィンテージ感のある木目と焼印目がランダムに混じります。
部屋の奥に収納の出幅分のスペースを利用してカウンター、棚板収納を仕掛け、
ワーク&デスクスペースへ。棚板を壁面へ仕掛け、A4ファイル、CD、書籍など、
深さの違う棚を欠く仕掛けて収納しやすいようにしました。
PCや音楽プレイヤー用にコンセントもカウンター上へ仕掛けております。
部屋奥、前室の壁裏およびカウンター裏へロフト組をし、中空階段をつけベッドルームを作成しました。
壁面を天井まで伸ばすのも色気もないので、解放感も取れる開口窓を仕掛けてみました。
ベッド足側面の壁には補強組とTV配線をし、寝ながらTVを視聴できるようにしてみました。
階段・ロフト下内には高さ1000ミリ程度の空間を取り、スライディングルームを作成しました。
収納としても使用可能・友人の宿泊にも使用可能・一人になりたい時にも使用可能・瞑想にも・・・。
使い方は色々できそうです。
今回、天井の配線をランダムに配置して、ペンダント照明を多用してみました。
LEDもいいこと尽くしですが、電球ってやっぱり温かみが抜群でした。
時代をかんじつつ、リフォーム屋として考えさせられちゃう現場でした。